社会人テニスの大会と言えば、同性同士のダブルスのほかにもミックスダブルスがあります。
初心者でもミックスダブルスで勝つためには、男性と女性それぞれの役割がとても大事になってきますが、意識したことはありますか?
この記事では、ミックスダブルスで特に女性がどのような役割を果たすべきか、また勝利に近づく狙い目のボールについて詳しく解説します。
さらに、試合をスムーズに気持ちよく進めるためのルールとマナーにも触れていきます。
ミックスダブルス初心者の方でも楽しみながらレベルアップできる内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
社会人テニスのミックスダブルスで勝つための女性の役割とは?
ミックスダブルスは、男女がペアを組んで戦う特有の魅力がありますよね。
私も初めてミックスダブルスに参加したとき、女性同士のダブルスとは違う雰囲気や戦術、役割分担に戸惑いました。
ですが、ミックスダブルスの基本的な戦略や役割を理解することで、試合で少しずつ勝てるようになってきました。
まずは、ミックスダブルスで勝つための女性の役割、効果的な狙い目のボールについて紹介していきますね。
後衛のときはミスを抑えてチャンスボールを作る
女性が後衛に立つときは、なるべくミスをせずに我慢してラリーしつつ、前衛の男性が決められるようなチャンスボールを作ることに専念します。
私も後衛に立つときは、無理なプレーを避け、確実にボールを返すことを心がけています。
相手男性が後衛のときは、基本的に守備の時間が長いはずです。
そこで無理して攻めずに、きれいなボールではなくてもいいので我慢して返球を続けましょう!
相手の男性とすれば、どんなボールを打っても返球されるのは結構嫌なはずです。
また、男性同士のダブルスでは基本的にロブが少ないので、ロブで返球されるのもあまり慣れていないと思います。
我慢してラリーをするうちに、チャンスが突然来ることがあります。
その時にフラットでセンターを狙う、相手前衛の女性の頭上を中ロブで抜くなど攻撃に転じると、前衛の男性がネットプレーで決めてくれるはずです!
相手男性とのラリーがきつい場合は、相手前衛の女性にわざと取らせるボールを積極的に打っていくのもおすすめです。
前衛のときはチャンスボールを確実に決める
前衛の女性がチャンスボールを得たとき、確実にポイントを取ることが重要です。
というのも、男性は女性よりも素早く動くことができ、広い範囲をカバーできるので、男性側のオープンスペースにボレーをしても返球されてしまうことも考えられます。
なので、どのコースに打つのが最適かを常に考えて、なるべくベストな位置に決められるようにしていきましょう!
ボレーに苦手意識を持っている場合は↓の記事も参考にしてみてくださいね。
女性を活かすために男性のサービスゲームは極力キープするのも大事!
ミックスダブルスでの勝利のカギは男性のサービスゲームを確実にキープすることです。
私も試合中、自分が前衛で決められるボールまでアシストしてくれると、とてもありがたいです。
男性は女性に比べて球威があり、動ける範囲も広いので、勝つためにはサービスゲームは絶対に取っておきたいところです。
なぜなら、女性のサービスゲームで、相手男性とラリーをしながらこちらがポイントを取ることは結構難しいからです。
(もちろん、相手男性と自分とのレベルの差がどのくらいかにもよります)
そのため、女性を活かすためにも男性は自分のサービスゲームを確実にキープし、試合の流れを有利に進めることが重要です。
社会人テニスのミックスダブルスで勝つための狙い目のボール
ここまで、ミックスダブルスをする場合の男性と女性の役割について紹介してきました。
ここでは、ミックスダブルスで勝ちを掴むために覚えておきたい、狙い目のボールについて3つピックアップして紹介しますね!
- 相手女性のリターンボールでポーチに出る
- 相手女性が前衛の時に頭上を抜く
- センターへの低いボール・中ロブ
相手女性のリターンボールでポーチに出る
相手女性のリターンは、男性に比べて威力が弱いことが多いです。
つまり、前衛の男性がリターンするときよりもポイントを狙いやすいです!
私も試合中、自分が前衛で相手女性のリターン時には、ファーストサーブが入ったらポーチに必ず出る!と決めて積極的にネットプレーを行うように心がけています。
ミックスダブルスは、女性同士のダブルスに比べて女性がネットプレーをすることが難しいことが多いです。
なので、相手女性がリターンするポイントなど、ポーチに出やすいタイミングを見逃さずに積極的に得点に絡んでいきましょう♪
相手女性が前衛の時に頭上を抜く
相手女性が前衛にいる場合、頭上を狙ったロブショットが有効です。
私も試合中、相手前衛の女性の位置を確認し、効果的なロブを使うよう心がけています。
特に相手女性が少し前気味に立っているときがロブを打つチャンスです!
ロブを効果的に使うことで、相手はサイドチェンジをする必要があるため、陣形を崩すことができますよ♪
センターへの低いボール・中ロブ
センターへの低いボールや中ロブを良いタイミングで打つことで、チャンスボールを呼ぶ効果があります。
というのも、後衛がコート内で構えて打てる状態の場合、その場で守備に徹することが多いからです。
ボールが浮かないようにフラット気味でセンターを狙えば、チャンスボールか、前衛がポーチで決められるくらいのボールがくることも多いです。
私も試合中、センターを狙ったショットで相手のミスを誘う戦術を多用しています。
また、相手女性がデュースサイドの後衛にいる場合、センターへの中ロブも効果的です。
相手女性からすると、センターはバックハンドで取ることが多くなります。
バックハンドで中ロブを処理しながら、相手の男性前衛を避けつつ攻撃するのは意外と難しいので、この場合もこちらに有利なボールがくることが多くなります!
このように、センターへの低いボールや中ロブを効果的に使うことで、ポイントを取りやすくなりますね♪
相手男性が前にいる場合は、女性が前にいるときよりもキャッチできる範囲が広くなります。
中ロブが短くなると、逆に攻撃される場合もあるので、回転をしっかりかけてフルスイングすることを意識してくださいね!
押さえておきたい!ミックスダブルスのルールとマナー
ミックスダブルスには、同性同士のダブルスとは少し違うルールとマナーがあります。
気持ちよく試合を進めるためにも、ルールとマナーをしっかり押さえておきましょう!
ルール
ミックスダブルスの基本的なルールは通常のダブルスと同様ですが、特有のルールも存在します。
ノーアドバンテージ方式(デュースなし)の試合では、40-40になった場合、(リターンの順番は関係なく)サーバーと同性がレシーブを行います。
通常はデュースサイド→アドサイドでのリターンを順番に繰り返しますが、リターン側の女性がアドサイドの場合、2回連続でリターンをすることになります。
これは公式ルールとして定められているので、必ず覚えておきましょう!
それ以外は同性同士のダブルスと同じルールと考えて大丈夫です。
マナー
ミックスダブルスでは、相手の女性プレーヤーに対して強打を避けるなどのマナーが求められることがあります。
ただし、最低限「相手女性めがけてのスマッシュやポーチは避けたほうがいい」と個人的には思います。
”スマッシュやボレーに当たるほうが悪い”という考え方ももちろんありますが、至近距離から打たれたスマッシュやボレーが直接身体に当たった場合、怪我につながることもあります。
また、状況によってはその後のプレーにも影響が出ることも考えられますよね。
相手が男性だったら良いということではありませんが、女性より力が基本的に強い男性が、女性にボールを当てるほうが批判されやすい傾向にあると思います。
最終的にボールを当てたプレーヤーがその試合に出づらくなったり、ミックスダブルスでプレーしにくくなるので、スマッシュやボレーをする際はオープンコートを狙うことを心がけましょう!
(相手女性が前衛の場合、至近距離からの前衛アタックも避けるのが無難だと思います)
とはいえ、打ったボールが相手の身体に当たってしまうことは正直あります。
その時はすぐに謝ることが大事です!
こういった状況はテニスをする人なら理解できることなので、故意でないことが分かればお互いに気持ちよくプレーを続けられるはずです。
また、試合前後の挨拶や、相手のナイスショットに対する称賛など、基本的なスポーツマンシップを持つことも大切ですね!
まとめ
今回は、社会人テニスのミックスダブルスで勝つための男性・女性の役割や、狙い目のボールについて紹介しました!
男性と女性の役割としては、次の3つが大きいと個人的には考えています。
- 男性のサービスゲームは極力キープする
- 女性が前衛のときはなるべくミスせずにチャンスボールを作る
- 女性が前衛のときはチャンスで確実に決める
ミックスダブルスは、同性同士のダブルスとは違った雰囲気や球種の中でプレーするので、お互いの長所を活かしつつ、ペアの得意なプレーを引き出せるように工夫する楽しさがあると思います。
ミックスダブルスのルールやマナーもしっかりと押さえて、楽しくプレーしてくださいね!